無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

火曜日, 2月 24, 2015

命をつなぐ食をつくる栽培工学概論 【稲作のはじまり】続き

  天皇家が開拓の指導者であり、順次開拓をしていく手順、租庸調の仕組みを創ったことにより、租と調の一部が京都に運ばれて行く意味がわかります。
 征夷大将軍は、税の代理徴収権を与えられたもので、其の部下の名は権兵衛が良いでしょう。その後でも何故、覇権を競った豪族が京都を目指したのかと考えると、年貢の代理徴収権を競ったに過ぎず、田んぼの現場での農民は国家公務員であることを、誰よりも自覚していたのでしょう。
 「天皇家に持っていくのであれば、新たな年貢の徴収者として認める。さもなければ出さない。」それが兵衛門たる所以です。
 武石の山奥の私事ですが、当家は千年前にこの地に越してきた落人で、紋は笹竜胆、一族は「カクカクシカジカ」との伝えを信じています。農民にとって千年は、ちょっと前なのだと気づきました。
 何故、こんなことを語るのか?深水冬期湛水栽培が日本の稲作を津津浦々まで広げた技法だからです。

 タワケ、ロクデナシの言葉の意味。ロクとは陸と書いて平らという意味で、農家の言葉では、田んぼの水平が取れていないことを不陸(ふろく)と言います。「ロクでなし」とは、田んぼが平らでないから米がたくさん穫れない農家のこと、を差します。
 平らでないとどうなるのか? 深水10センチ以上になりますとヒエは生えてきません。 種が水没した状態で発芽をしますと、根は水を求めるのが主たる仕事ですので、水中にある場合には根は伸びずに痕跡のみ、芽が先に伸び上がります。芽が水中から伸び上がり空気に触れると、水が蒸発しますので初めて根を伸ばすようになります。
水位が7センチを超えると、葉は比重が軽いので浮き上がろうとして、土の粘度に拠って浮力と戦い、10センチですと浮力が勝って浮き上がってしまいます。
そこで、深水では小さな種の雑草は淘汰されて、大きな種だけが生き残って育つというわけで、この原理が誰でも難しくなく米つくりを成功させた鍵だと気づきました。

 YouTubeで「昔の農業」を見てください。 映像は時代が進んだ明治の復元ですがたいへん参考になります。
 そこでは田植えではなく、種を直接田んぼに蒔いています。
 弥生時代の初期の稲つくりでは、秋の稔りでは湛水のままにしておき、田下駄を履いて稔ったモミだけを収穫したのではないか。ヒエを一番先に収穫するとこれも食料にすることが出来ます。田下駄を履く理由がそれ以外に考えられません。
 神官が五穀豊穣を願う時、粟稗米麦豆あるいは蕎となっていて、陸稲の粟(アワ)は当然ですが、稗(ヒエ)の豊穣を願う意味が秋の湛水にあることに気づきました。それにしても、稗は文字を見ても可哀想になるくらい今も昔も好かれていなかったのです。


 コメは分げつに従って順次稔ります。それに任せて田に入り稔った順に摘み取っていけば、温暖な気候の低標高地では雪が降るまで収穫ができたことでしょう。そして冬も水を張っておくと、春になって水温が上がれば、秋に落ちた最後のモミが発芽して、深水により大きな粒のイネだけが選ばれて着根し、伸び上がり稔りを向かえることに気づいたのです。
田んぼの水位を全体が浅水にして作りますと、ヒエや雑草は田んぼ全面に生えてしまい、稗田となってイネは育たなくなります。深く水を張って作ると、深いところでは草が生えないのでイネが豊作になり、田んぼに凸凹があると、丘になったところではヒエが生えて、そこではイネが育たないので、収穫が減ることになります。
そこで、田んぼを水平にしようという工夫がされて、不陸の田んぼを持つ者をロクデナシと呼んで、駄農であると区別したわけです。この言葉が古くからあるとすれば、いにしえの田では深水栽培なのです。

 「昔の農業」を見ると、近代では耕起もしていますが、そこで使われている備中なる改良鍬が発売されたのは、江戸時代末期です。
 また、牛や馬が引く鋤に至っては、当地にニプロのブランドで有名な松山スキがありますが、松山源造が会社を起こしたのは明治の中期ですので、耕さない田んぼの深水が品種改良にも寄与すること等から、やはりいにしえでは不耕起だったと考えています。

 津津浦々の津津とは興味津々で使われる「水湧きいづる処」です。すなわち条里制の田んぼを意味します。そして、日本の最初の法律と言われる律令制度、その主たるものに班田収受、租庸調と戸籍制度と、開田に係る諸法が定められています。傭については後年に減賦されていますので、当初は開田の傭に駆り出されていたとすれば、得心がいきます。

で、律とは津を行う意味にとれませんか。開田を行う行政法が最初の律の令としての律令であり、後日に刑法も掛かって法律となったのです。
 初めの国家建設の時期には、賦課と言うよりは資本投資を国家が行い、それに従事する民は国家公務員、大蔵省造幣局技師であり国家建設局国防委員という位置づけが、越から落ちてきた倭の国家を急速に伸ばせた要因だと思います。
「蘇」とは、浦々に魚が跳ね津津にイネが稔る国土を再び持った意味で、越の国家が倭に蘇ったのです。 

 冬期湛水深水管理こそが、律令時代の米つくりの基本形であったはずで、この農法は、日本古来を形作る際に符合する農法であり、決して新しくない農法で、自然に任せると豊かになれることを、今も日本の農村を占める生きた田んぼの遺跡が教えています。
冬も水を張り耕さない・深水管理・自然のままでの農法に拠って、弥生時代に大発展を遂げ、律令時代に掛けて日本全国津津浦々に水稲栽培が普及したのです。


その状態を今日も復元すれば、イネは病気にならずに大きな穂をつけ、化学肥料に頼らなくても豊作が約束されるのです。

日曜日, 2月 22, 2015

命をつなぐ食をつくる栽培工学概論 【稲作のはじまり】

難しい理屈は、少しおやすみして、稲作の起源についての考察を

日本の稲作の起源については、先生の2冊の本に拠って、呉越の王が北方民族の侵略から難を逃れて、日本に渡ってきたとする解釈によることが、最も優れていると思っています。

但し、この2冊は、渡来を証明しようとしていますが、具体的にどのようにして稲作が為されたのかの考察が為されていません。

そこで、ワタシが農民として田んぼ作業に関わり、気づいたことや「こうすればできる。」というような観点から、稲作の起源に迫ってみようと思います。

呉越同舟の越が、長江流域にあり、漢の騎馬民族の襲撃に会い、東の海に逃れた、逃げる必要があった者は、近衛兵と王一族だけです。

傭兵は再び使えるというか、漢民族も米を略奪に来たので、農民と間接統治者すなわち地方の役人は、残す必要があったので、襲わなかったでしょう。

そんな訳で、逃げてきたのは近衛兵。近衛兵は男だけと本では説いています。

中国の海岸沿いに北上すれば、朝鮮半島は北回りの漢民族の手下なので、やがて日本にたどり着く。

最初の上陸地は、長崎湾、博多を通り門司から瀬戸内海に入った王と近衛兵は、其の静かな浜と豊かな海に感動したことでしょう。

漁労稲作の民と分類される新民族の名は、「倭」イネをつくる戦いをしない女々しい人が、其の特徴をよく表しています。

瀬戸内の海から陸地を眺めてみると、何処の浜からも開拓に適した平野が見えます。

兵隊が上陸して、田んぼを開くことを屯田と言い、山と平野の境において大川の流れをせき止め、横方向に水平に水路を穿ち、其の海側に石垣を築き、条理の田んぼを作ること、これが屯田。

屯とは、たむろすなわち田んぼをたくさん作ること、北海道開拓の測量を見て気付いた、軍隊はまっすぐ測量する、条里制の田んぼのルーツがここに始まった。


文字の遊び

浜とは、上陸した時兵隊が住む基地を作る場所は「浜」兵のいる水辺なのである。

田んぼを作るに際して、大木はどうしたのか?のこぎりや斧など、そう多くの道具が豊かではない時、原始林を切り開く最高の手だてが放火。田んぼの形を作って火をかければ木は枯れてしまう。

水を張って、数十年もすれば跡形もなくなったことでしょう。枯れ木は肥やしになっても、日陰はイネを妨害するほどのものではなかったと思います。

で、其の文字が 畑 水を切って田んぼが乾いた農地を、白い田んぼで 畠

条理が出来上がってそこに流れを呼びこむと、其の形は 津 津の文字の中心の線は、縦に流れる分水の用水路。

屯田兵になってみると、この水を最初に流して、満々と水が溜まってくるさまを見ることができた時の感動は、いかばかりであったことでしょう。 そのように考え、津の文字を書いてみましょう。

縦の1の線が、あまりに感動的ではありませんか。

で、最初の兵が駐屯して、今度は農民となり、縄文の山の民の娘を娶り子を設けます。
駐屯兵は、田んぼの所有者が誰だか知っていますので、その方に年貢を納めることにして、イネを揃えて提出します。それが租 禾偏は稲のこと、作りはそろえるの意味、米で払う年貢のことです。

で、その隊長の名前を、近衛兵だった名残と、この邑すなわち囲の門の中の集落の長として、兵衛門はいかが、代々、王直属の兵隊であった証の意気が感じられます。

駐屯兵が、稲作に一段落して子が育った時、その子らは隣の平野または上流に新天地を求め開墾の役に付きます。その名を 庸 津をつくる役職。 津から水を除いた字は、田んぼを作るの意、その字が似合います。

その食料を調達して届けるのは親の役目、それが調。律令時代に移行するというわけです。
この仕組みを作ったのが天皇家。

農民は元近衛兵であり、米は貨幣なので農民は大蔵省技官、傭兵は土木建設の国家資本を作る役を担った、国家公務員だったというわけです。

出来た田んぼは、越の管理技術で、田んぼ一枚一枚に番号をつけて管理しようとすると、その1枚の番号地番木管を作ります。それは竹のほうが作りやすかったし、江戸時代の検地台帳には、竹の木管が差してありました。

田んぼ一枚のことを、ひとふでと呼びます。筆 田んぼの番号を竹札に書いたことに由来します。

津々浦々とは、浜から見た、漁労稲作の民の様子、海に広がる船や筏の様が浦、陸に広がる水をたたえた田んぼが広がるさまを津、それらが連なるさまを津々浦々。

秋に稔りを迎えて、まだ田んぼに水がある日本を、秋津島。水穂の国。

倭は和に、大和になるのも、全ては禾の賜物。

この仕組は古代資本主義国家かと考えたが、計画経済のようなので、理想的な古代社会主義国家の建立なのであった。

命をつなぐ食をつくる栽培工学概論 【重要なお断り】

「栽培工学」なので、植物の成長理論についてのみ、新しく発見したことや考えたことを発表しあって、技を上げていこうと思います。

ところが、「命をつなぐ食」と銘打った途端に、ヒトのことに言及することもあることに気づきました。

はじめに、申し上げておきたいことがあります。

人とは、現代に生きている方々を指すのですが、ワタシの場合は、ヒトがまだ野山を駆け巡っていたり、農耕を始めたばかりの、原始に生きるヒトを指して、カタカナで「ヒト」と表現します。

また、言及が現代の医学に関わるような表現に誤解されるような、言い回しに感じてしまうことも無きにしもあらず、。

以後、ワタシが言及するヒトとは、そうした原始のヒトを指していて、現代の人を指すものでは無いことを、お断りしておきたいと思います。

また、何を以って正しいかの基準ですが、日本は法治国家であり、一位に遵法があり、ワタシも土地家屋調査士として、法を守る職を得ておりますので、

科学的な考察より、医師法や肥料取締法など、それらに関する法律が優先することは言うまでもないことです。

改めて、そういうことを申し上げて、これからの議論あるいは空論を重ねていこうと思います。

日曜日, 2月 15, 2015

命をつなぐ食をつくる栽培工学概論【種の適応】

浸種を始めています。ハウス内の電熱線を入れ替える必要があります。周辺を密に内部を疎に敷設変えです。電源を開放したのを確認しての作業になります。
ハウスの中は、春先ですが、1キロ上流の田んぼは、地吹雪の真っ最中、まだまだ春とは名のみの山田の雪かな。って。


命をつなぐ食をつくる栽培工学概論【種の適応】

発芽率のことで、80%ですと強調した塾長が居られたが、息子に聞くと「去年のビンでの発芽テストは、全量発芽だった。」とのこと、考えても居なかった質問に戸惑いましたが、つれづれ考えると、強いのが生き残るのではなく、「環境に適応していた」(適応するのではない)種が、生き残ったのではないかと、思い至りました。
その理論によると、過去において自然に適応した種が生き残っている。つまり、自然の状態に馴染んだのだけ、今の種になっているというわけで、江戸時代や弥生時代に、化学物質がなければ、そういう環境に適応したのだけが生き残ってきたので、栽培環境を自然に近づけないと、病気になって駄目になる種がある。ことになる。
種はすべて、過去から来ていて、突然発生種はない。「過去の環境で生き残ってきた」種、というところがポイントなのである。

つまり、田んぼや畑をより自然に近くすることが、重要であることになる。
80%の発芽率のイネの種を蒔くと、やがてその種は劣勢になるのは、頷けると思います。そういう理由で、発芽率を云々するレベルでは、劣勢種をどうすればいいか?の農業技術であって、正攻法ではない。
当教室では、発芽率が悪い種は、使わないか、「生育環境に問題ある。」として、環境の見直しを行うことになります。

無農薬栽培が注目されていて、誰もそこにだけ目が行きがちだが、問題はそんなところではなく、化学物質を如何に取り除き、昔からの自然の状態に近づけるかだ。

そもそも、山奥で生きていくには、どうするべきか。
山奥には、まずお客様が来ない。たまに来ていただくお客様を愛して、そのお客様である都会の「美しいお姫様」あるいは「美しいご婦人」が、より美しく健康で長生きするように心がけ、ワタシより長生きしてくれれば、一生お客さはに苦労することなく、ゆったりと過ごせる勘定になる。この方が楽で嬉しくかつ喜ばれる。

崇高な理論でなくても、少し考えれば判る理屈だ。
化学肥料や抗生物質の入った糞肥やしを使ってれば、お客様は病気になったり、寿命が短くなって、居なくなっちゃう。で、歳寄ってから、新しいお客様探すのって大変だ。

強いのが生き残るのではなく、たまたま環境にマッチした生き方をしていた(過去形)種だけが生き残る。決して適応ではないようだ。判った時は手遅れだからである。

土曜日, 2月 14, 2015

(仮説)命をつなぐ食をつくる栽培工学概論 【肥料概念】

ルビコン橋を渡ろうとしている。

これまでワタシは、植物の栽培のことに限定して言及してきた。だが、考察を進める上で、それを食して健康に寄与させているヒトの問題も、同時に考えていかないと偏ってしまうことに気づいた。

そしてワタシは、これまで間違って考えていた事にも気づきました。

まずベンゼン環に代表される亀の甲の違いに気づきました。正否はまだわかりません。

無機質の亀の甲と、生物となり得る亀の甲が、似ているため底の部分が同じ物だと考えていましたが、決定的な違いを発見しました。

前者はベンゼン環。後者はハース(Haworth)の構造式と呼ぶらしい。

前者は、生物にはなり得ず、決定的な違いは、後者には生命の官能基がついて、生物となり得ること。

この生きた者に対する化学式に、それが書かれていないので、常に頭のなかで加えて、前者の物質と区別して考えなければいけないこと。

動物は、植物より高等で、主にセルロース(生命)を食べ、タンパク質(生命)に変えることができる。このことができるのは主に牛に代表される草食動物だが、植物と動物の一番の違いは、脳みそがあることだと思う。

小脳が内臓の各プラント機関をコントロールして、セルロース(生命)から肉体をつくりだすのだと思います。

一方、植物がその逆ができるか?はなはだ疑問であり、そうした高等なことはでき得ないと考えるほうが相当なのではないでしょうか。


だが、ワタシたちは魚滓などを、肥料として昔から使ってきた。これは何を意味するのだろうか?

こう考えることにした。

酵素である。

土中で休眠していた酵素と生命基は、水に溶けて根から吸収されて、草に依って復活活性化されて、葉に組み込まれ、生物活動のの一翼を担う。

それを食べた動物の体内において、同じ酵素と生命基は、タンパク質(生命)の生命活動にも寄与する。
また、血管中で培養も体験する。

つまり、ひとつの酵素は、植物と動物のどちらの生命体においても、活動して成長に寄与して、何回もその循環の中で生きている。

物によっては、化石となった太古の生命も、植物の中で蘇る事ができる。

そう考えると、先史の中で、カリ鉱石やリン鉱石として、肥料としての役割を得た、説明になる。

一方、その生命の環の中に馴染まない物質がある。それがベンゼン環の無機質ではないだろうか。

100年前のリン鉱石とPSO4が同じとは考えにくい。あるいはKClやKSO4がカリ鉱石だったとは。

最高の高等動物であるヒトが、KClやKSO4を食事と食卓にあげても、それが栄養になるとは考えにくい。

まして植物は、高等ではない。騙されてしまうのではないだろうか。植物は必要な肥料すなわち、休眠していた酵素と生命基を土中から吸い上げる時、これらの化学物質も土中にあれば、区別なく吸い上げ、構造が似ているため、騙されて組み込んでしまうのではないだろうか。

でも、その物質に生命基を転移することが出来ずに、穴として葉などを作り上げてしまうのではないだろうか。

穴だけなら良いが、その物質が酵素阻害剤やセルロース(生命)の生育を阻害した時、ウィルスが入り込む隙を与え、病気になる。

荒削りの理論の正否はさておき、土中から化学物質を取り除くことが、無農薬農業を可能にしている。この事実は、崩れない。


また、同じことが、みそ作り、醤油つくり、酒つくりの醸造の現場でも影響が出てくる。すなわち、発酵が芳しくならないのである。酵素阻害剤を取り除くと素晴らしい発酵特性を示すことからも、この理屈が理論に近づく所以なのです。

植物が病になる原因が酵素阻害剤の仕業であるところは、ヒトの場合にも当てはまるのではないだろうか。
そもそも、それが命をつなぐ食たる所以なのだが。

金曜日, 2月 13, 2015

命をつなぐ食をつくる栽培工学概論 【尿素回路】

生命科学のための基礎化学 の教科書を読んでいます。

尿素回路に興味深いことが書いてありましたので、概略を写します。

酸化的脱アミノ反応でつくられたアンモニアは、細胞に対して毒性がある。肝臓は尿素回路という循環反応を介してアンモニアを毒性のない尿素に変え、除去する。

体内に、尿素を含んだ化合物の代謝産物として生じた窒素のほとんどは、尿として排泄される。
しかし、核酸の加水分解産物として生じるプリンの分解物中に、少量の尿酸もつくられる。

ヒトは、尿酸を水溶性に変換する尿酸オキシダーゼなる酵素を持っていないので、変換できず、腎臓に運ばれて排泄される。

これの排出がうまくいかないと、尿酸が足の関節に蓄積して、痛みとなる。

根本原因を考えるに、肉食の過剰摂取・生の野菜の不足、窒素肥料過多の栽培等が考えられる。

2次的な原因に、腎機能の低下

核酸は、加水分解して窒素を含む有機塩(プリン)五炭糖とリン酸になる。

これを読む限り、透析患者の条件と似ていて、その前触れなのではないか。

中国のことわざに「雪は突然降ってこない、必ず霜柱を踏んでから」というのがあるが、事象をそれだけ、つまり霜柱だけと思わず、雪の前触れと捉える用心深さが必要だ。

対策は、肉食の制限・酵素の摂取だろう。

私論だが、化学肥料を多用した食事の中止すなわち、外食の制限をなし、また腹八分に収める。

腹八分とは、少なく食べることのようだが、食事の前2時間位を空腹に、むしろ減りすぎるくらいでの食事の習慣付けなのではないだろうか。

命をつなぐ食をつくる栽培工学 【除虫】温故知新

昨日、久しぶりに測量をした。その家でシロアリの駆除を行っていて、僅かの気配を吸ってしまった。今朝は頭痛がするので、食事を控えている。ワタシはそんな程度で済んだが、作業を行っている方々には、大変なことと思い至るのである。

少し前にGABAのお話しをしたけれど、ネズミが肉食獣の匂いに敏感なのは頷ける。ヒトもまた肉食獣なので、ネズミはヒトの匂いを嗅ぎ分けて、近づいてきたら逃げることを刷り込まれたヤツが生き残っていくのだろう。

同じ理由で、昆虫も肉食獣も草食動物も、共通して嫌う匂いがある。山火事である。
焦げる臭いのする方へ寄っていった動物は皆焼け死んだ。焦臭を気にしない動物もまた同じ運命をたどり、淘汰されていったことは頷ける。

焦臭を嫌って、いち早く匂いの薄い方へ逃げる事ができた動物は、結果的に生き延びて子孫は現在も生を得ている。

すなわち、焦げ臭の持つ物質を撒くこと、火を焚いて炭を残すことなどが、除虫、獣害の予防に役立つのではないだろうか。

炭もしくは炭焼きの時に抽出できる木酢酸、竹酢酸を、土に染みこませることにより、防虫になる。

ワタシは、マルチシートを張る前に、木酢酸を数倍に薄めて散布しています。
金属ジョーロは直ぐに錆びて使い物にならなくなってしまうので、ポリバケツに木酢酸の原液を入れて水で薄め、手でピチャピチャ撒くだけですが、かなりの効果があります。

播種後や植え付け後に散布して、酸が葉につくと枯れてしまいますので、播種前、植え付け前にするようにします。

虫や動物がどのようにして、歴史を生き残ってきたか?自然界の仕組み、そういうことを考えるのが一つのヒントをくれるのだと思います。温故知新というわけです。

木曜日, 2月 12, 2015

命をつなぐ食をつくる栽培工学 【酵素】

植物・動物を問わず、生物が成長をしている先端では、転移酵素が活躍することにより、生物が生み出されている。

転移酵素;大きさは、30から40オングストロームの微小体だそうな。生成物に命を転移する働きをするので、転移酵素 トランスフェラーゼ。

活動温度は、9℃以下は不活性もしくは休眠、9℃からこの倍数で活性帯を持っている。18℃は日本酒の醸し温度。27℃は発芽の活性帯、36℃は哺乳類の体温、糀の最適品温、45℃と54℃は野菜などの旨味を刺激する温度、63℃は雑菌を死滅させ、好菌を活かすバスチャライズ温度です。

酵素が不活性になる温度は高温域にもあり、63℃を超えると、不活性に。
だが、乾燥もまた不活性になり、乾燥が先に進むと、イメージとしてはカプセル化の感じで、生命を失わずに不活性になります。

麦芽モルトを作る時、発芽させて石ムロに入れて、下から火を掛けて乾燥させます。黒ビールは120℃、白ビールは80℃、焦げ色がその乾燥温度のなごりだそうな。

乾燥で(カプセル化して)休眠した酵素は、保存したのち水で戻すことにより、再び活性化して特性を取り戻します。

ビールやウイスキーがそうです。ワタシは、漢方薬が皆それだと考えています。お茶・コーヒーが薬になるのもそうした所以でしょう。

白眉は、穀物が代表で、コメを乾燥して保存できるようになるのは、この特性を利用したもの。

玄米を炊いたものは酵素玄米。酵素をさらに引き出して炊こうというのが、長岡式酵素玄米です。
表現はおかしいけど、上から戻った酵素の特性は、99℃で活性化して、73℃の保存により酵素が活動により、柔らかくもちもちした酵素玄米になり、誰でも抵抗なく食べられるようになります。

酵素の不思議な温度特性だと感じています。


転移酵素不思議な特性;パスツールは「生命は新しく生み出されていない。」という実験をしています。

転移酵素の構造と働きは、グローブみたいな形の手の中に基質を取り込み、自分が持っている生命の官能基を基質に転移させ、生物を生成します。

低温になったら、冬は休眠して、乾燥すなわち枯れたらまたカプセル化して不活性になって、大自然の中に保存されます。

その時、酵素の中の生命官能基は、同じようにカプセル化して大地で待機するのか?酵素そのものがカプセル化して、中に官能基を秘めたまま、何世紀も眠り続けているかは、まだ、解明されていないかもしれない(ワタシが知らないだけかも)が、大自然の大きなサイクルの中に息づいているのだろう。

酵素は、海の中で生まれて育まれてきたので、ミネラル豊富な液体中で培養というか活性化ができる。

酵素の塊であるEMを培養するには、36℃のお湯に黒砂糖と棚倉ミネラルを溶かし、EMの種を投与して、10日程、36℃を保つと、発酵してph3.5の培養液ができる。

この仕組は、哺乳類の血液の中の環境にそっくりで、酵素が血管中で培養されることを示唆している。

目出度く培養がなった酵素は、汗や小水として自然界に振りまかれる。羊や鹿が自然界でどの程度、尿や汗のバラマキに貢献するかといえば、冬の朝に雪原の足跡を見ると判る。数日でほとんどの大地は踏みつけられることだろう。

それを証拠に、哺乳類が出現してから、植生は自分で酵素を調達できるシダ類に比して、獣の尿や汗を酵素源としている広葉樹に取って代わられてしまった。

ユカタン半島への隕石が引き起こしたKT境界により、植生が変わったのも、新しく市民権を得た哺乳類のネズミがまき散らした尿によって、酵素を貰う特性のある植生になっていったことが頷けます。

大地で休んでいた酵素あるいは、カプセル化して休眠した官能基が水に溶けて、野菜に運ばれて葉の先端で成長をサポートする。

生のまま、あるいは休眠をした後、煎じられて活性化した物が食料として食卓に上がり、胃壁から血管まで運ばれ、生命を復活させられて、尿や汗となって野で休眠し、植物に選ばれて拾われ、生きる場を得る。

これが輪廻転生なのであろう。

水曜日, 2月 11, 2015

命をつなぐ食をつくる栽培工学概論 はじめに【資本】

【起業の目的】

命をつなぐ食を提供するビジネスを通じて、社会に貢献する。

お客様は物珍しさに美味しい食を求めるのではなく、生命をつなぐ食材を求めているお客様がおられる。
その要求に応える安心・安全な食材を供給する為に、研究をなして現実に安全な食材を創りだし、お客様に供給することで安心と健康を手にしていただく。


【資本】

この事業を行うために必要な初期の設備投資(田んぼの開墾・農業機械・作業小屋等)
栽培に必要な種子及び資材購入費
収穫販売に至るまでの関係者の生活費

これらが、資本として計上及び準備されて、事業を始めることが出来ます。

【利益】

崇高なる目的の事業が発展継続して、社会貢献を続けることができると、これを益と呼ぶ。

利益とは、この益を継続するに必要な、次年度における
栽培に必要な種子及び資材購入費、収穫販売に至るまでの関係者の生活費及び、次年度以降の長期資本を積み立てる準備金で、

この額を前年度に準備し、次年度に繰り越し「益を利するための費用」である。

すなわちこれを、利益と呼ぶのであって、闇雲に必要ではない資本を集めることでもなく、崇高なる有益事業を継続するための必要な費用を謂う。


命をつなぐ食をつくる栽培工学

カラダにやさしい食を作るために、無農薬栽培をするんだとばかり思っていました。
違うことに気づきました。
無農薬栽培を極めるためには、畑から過去に入った化学物質を取り除き、新しく種子も含めて自然界にない物質をくわえないことが、植物を病気から守り、結果として無農薬に導くことであることまでは、気付き、それを貫くことである処まで解っていましたつもりでした。

処が、ワタシが普通に食べているそうした野菜が、ある人にとっては「命をつなぐ食」になることを、いま初めて自覚しました。

簡単な思いつきで、栽培に取り組んではいけなかったのです。

野菜が病気をしないということは、ヒトも同じ条件を整えれば、病気にならないことを意味していて、カラダに入った化学物質を取り除き、新たに化学物質を入れない努力をしていると、病気にならない可能性があります。

病気になった野菜を蘇らせるには、新しい成長を健全にしてやることで可能になりますので、酵素とミネラルを投与することで、野菜は元気になり、新しい葉や実をつけてくれます。

酵素とミネラルの関係を研究すると、野菜と哺乳類との共存サイクルが見えてきます。酵素と
ミネラルをヒトが野菜や食事から摂り、ヒトのカラダを通じて培養されて、土に戻り野菜の中で育てられてまたヒトに、。

その酵素の循環モデルの中にヒトが生きているとしたら、野菜やコメの栽培や、そうした自然を活かした食物の加工は、ヒトの「命をつなぐ」仕事になっているのではないか。

よもや、おろそかにしたり、生半可の取り組みでは、とんでもないことになる。ことに気づきました。

食の栽培に当たるということは、こちらも命をかけた仕事でなければならない。
単に野菜が病気にならない。というレベルではなく、その手法を知った者として、確実に野菜を病気にしない。

その為にできることはすべてやる。畑から化学物質を除く、畑に化学物質を入れない。種から除く、種にも入れない。自然界のミネラルと酵素をふんだんにする。

改めて決意した次第です。




土曜日, 2月 07, 2015

一番小さな生命体

予習:
目からうろこの栽培工学研究会 一番小さな生命体

およそ地球上いおいて、生命はいっときも休むことなく、活動を続けている。
私達のからだも、路傍の草も、常に新しい生物(生命ではなく)を創りだして、成長をしている不思議です。

小さな草の芽の先端において、葉の中では太陽が顔を出すと、ブドウ糖が生成され、先端ではそれがセルロースに変わると同時に、生命が転移されてセルロースであるが芽という生き物となる

ブドウ糖は、C6H12O6 これが、脱水縮合酵素と転移酵素の働きで、(C6H10O5)n なる化学式で表されるが、セルロースという物質ではなく、葉という生きた植物になるのです。

光合成とは、6CO2+12H2O→青い光と赤い光→C6H12O6+6H2O+6O2の化学変化を緑の葉の中で行っている。

水に溶けた炭酸ガスが、葉緑素の酵素の働きににより、光の熱エネルギー(赤)と化学変化のエネルギー(青)を得て、ブドウ糖を作り出し、同時に元の半分の水と酸素をつくり出す。

光の3色素、赤と青のエネルギーは全て使われて吸収されてしまい、残りの緑だけが使われないので、吸収されず反射して見えるので、葉の色は緑の不思議。このことは、窒素肥料のところでまた出てきますので、覚えておいてください。

ブドウ糖は、新しく作られたきれいな水に溶けて、各要素のところに運ばれます。酸素もまた水に溶けて一緒に運ばれていきます。

葉の先端で、ブドウ糖が葉すなわち繊維質セルロースに変わるときに、脱水縮合酵素の働きでそれをしていおる。両者の式をよく見ると、Hが2、Oいっこが足りなくなっている。

つまり水が絞り出されて、脱水。 ブドウ糖は単体だが、セルロースはベンゼン環(亀の甲)が繋がった状態になる。だから、脱水縮合酵素が働いた。ということで脱水縮合ase。

この説明だけでは物質が変化したに過ぎない。葉は生き物であるので、生命を持った物になったので、生命と言う官能基が転移されたはずなので、転移酵素が寄与している。カタカナでトランスフェラーゼ:転移酵素aseのなせる技。

この、「先端で何かが行われている」。 これをアーゼ、ラテン語で ase 「した」ということ表す語をつけて、この見えない物と言うか触媒を酵素と名付けたのです。

何かが行われた結果を見て、「何かした」 で、ase それが酵素。

そのもの、だんだん大きさが判ってきて、転移酵素のおおきさは、30から40Å(オングストローム)1億分の40mなのだそうです。
電子顕微鏡で見られるのはウィルスまで、これが2000Å位なので、まだ見たものが居ないので、あったはず、仕事したので。としてase。

ラテン語のテーゼ these 何をすべきか! 懐かしい響だ。

似ているというより、同じ意味なのです。予習のはずが、難しくなっちゃったけど、これを5時間掛けて解説するので、ご理解いただけるかもしれない?ですね。乞うご期待。


金曜日, 2月 06, 2015

どのようにして社会を変えるか!

社会を変えることができるか?

ワタシはこれまでの55歳までの人生を、このテーマで語り尽くしてきました。
その結果、ズバリ!できない。 ワタシには出来なかった。語っているだけでは何も変わりません。

だが、自分は変えられることに気づき、それ以後の人生を、おのれを変えることをして生きてきました。

苦節10年、その間の人生は

① 無関心・無視 
② 嘲り・冷笑   「宮下のバカ、百姓やってるってよ。」 「いい商売やめてかぁ」

そんなことが暫く続き、自己流のがむしゃら農から、不耕起稲作栽培に目が向いた頃 

③ 批判・非難  「ダメだよー」 「できっこない」  そして
④ 抑圧・攻撃  「やめろ」 「金かさねえ」 役所が難しかった。「身の丈の経営をされたら」

捨てる神ありゃ拾う神あり。 
国民生活金融公庫が、大規模稲作自然農業に道を開いてくれたのです。

⑤ 尊敬

これに変わる日も近いのを、実感しています。

さて、今日はそのテーマ。

狭い地域は変えることができます。
まず自分が変わり、その狭い地域を経済特区すなわち、自分の経済区域に繰り込めれば、その地域は変わったことになります。

ワタシは、最初10アール300坪からはじめて、1ヘクタール3000坪に。
やがて東京ドーム一個分になった頃、地域がワタシを認めてくれて、水利管理も自分の希望が通るようになりました。
今は、2個分を耕し、もう2個分を開墾するべく借り受けることができています。

荒廃農地といえども、その昔ご先祖が荒れ野を開墾した苦労に比べれば、屁でもありません。
少なくともワタシが稼いで、地主様たちに年貢をお支払いすることが出来ます。

すこしずつですが、ワタシから、地域という範囲まで変化を予感する所まで来ました。

だいそれたことは出来ないけれど、10年も経てば景色も変わります。

少なくとも、我が家の周り200mの範囲は、山林から原野と畑に。
前後1キロの2kmの田んぼに荒廃地はありません。皆さんの散歩道も安心快適に変わりました。

とんぼやカエルは戻ってきました。いまホタルを待っています。

木曜日, 2月 05, 2015

GABAについての考察

GABA γアミノ酪酸 ガンマー・アミノ・ブタン・アシッド gamma-aminobutyric acid 神経伝達物質だそうです。
精神を安定させる物質で、これを摂ると睡眠が深くなり、結果的に翌朝の頭脳が明晰になるので、頭が良くなるお薬として喜ばれており、玄米が発芽状態になると成分が増えると言われていますので、発芽玄米の効能の筆頭です。
玄米炊き用の釜では、「発芽モード」「GABAモード」の表示になっています。

イネの種子が発芽すると、なんとも言えないにおいがしてきます。この薫りというか臭いは、「ネズミが種子を食べないように。」毒性を持っていて、彼れらはそれを避けるように。との説もあります。

ワタシは、この臭いは、タンパク質が発酵して、アミノ酸を生成した時の薫りだと感じています。
酵素は球状タンパク質で、発芽モードになるのは、水中にある種子が9℃以上の酵素活性帯に上昇した時、加水分解酵素が活動を始めます。
加水分解酵素は、デンプンをブドウ糖に変え、ブドウ糖を転移酵素の働きでセルロースすなわち芽として発芽をさせるために最初に作用します。

加水分解酵素は、タンパク質に作用してアミノ酸に変えますので、酵素がアミノ酸を生成した証の薫りがすなわち、γアミノ酪酸のにおいなので、発芽に酵素が重要な役目をになっている証拠になります。

ネズミが嫌う理由は、大型哺乳類の臭いですので、この臭がするところに近づくと「食べられてしまう」恐れが有るので、遺伝的にこの臭いを嫌うものが生き残った為でしょう。

一方、この薫りはヒトの生殖器においてアミノ酸を生成した時の薫りなのです。ヒトの子孫を残す一番大事な行いを嫌うすべはないので、ヒトにとってはこの薫りは、最初は興奮剤でやがて精神安定に役立つのでしょう。効能の是非はさておき、脳に宜しい作用をと言うのは頷けます。

そのような訳で、GABA臭は、みそ醸造でのアミノ酸発酵の証、酒造ではもとの薫り、良い意味での「くされもと」の発酵過程の薫りになります。先日訪ねた美吉野酒造のみずもとの「そやし水」(dancyu誌花巴)でも確認することができました。

このようにして、研究所の実験室でなくても、農家の庭先や納屋でも、科学を体験することができるのが、栽培工学ですので、興味があるかたはお出かけ頂きたいと思います。

少しお判りと思いますが、醸造関係の方々にも「頭の体操」の役に立つと思います。
ワタシ的には、味噌の味を高めるため、二日酔いのしない酒を作る為には、
コメのしくみを知ることは、とても重要だと思っています。

水曜日, 2月 04, 2015

栽培工学研究会を始めます

目からうろこの栽培工学研究会のおしらせ

問題提起と文責       〒386-0403 長野県上田市腰越1439-11 宮下和美
(日本不耕起栽培普及会会員・自然酒米宮下米栽培・美ヶ原ベリー園)

期 日  平成27225日 午前10時から午後5時まで
場 所  上田市武石自治センター 武石公民館 第8会議室
昼 食  各自、弁当持参で願います。お茶は会場で用意します。
参加費  5,000円(資料その他研究源費)
合 宿  研究会閉会後、反省会と合宿、宿泊費10,000
翌 日  宮下米農園を見学後、昼までに解散

課 題  自然米つくりの基礎理論を討論する(初回)問題提起
   自然栽培をするには、植物の成長を理論的にみんなで研究する必要あり。
      米作りを始める前に、基本的なところを掘り下げる
      無農薬栽培の秘訣は、酵素を理解する
田んぼの除草の秘訣は種の発芽理論を理解する
 
波及効果  米の成長理論が解ると、みそ醸造、日本酒醸造がわかる。
      酵素を知れば、生命が解り健康の秘訣がわかる。
 逆もまた真なり、コメが解らないと醸造も暗中模索。植物が解らず食物もあやふやだと、長生きも夢のまた夢。子育ての前にイネ育ての学習で、次代を担う子供を育てる。

・光合成の理論   緑の葉の中で何が作られ、どのように成長しているか?
・種の出来る過程  登熟のコメの中で何が起きているか?
・発芽のしくみ   なぜ、種だけで発芽するのか?その理論を学ぶ
・除草剤の効能   芽を出させないようにする理論の逆から、発芽検証
・酵素のしくみ   生命を司る一番小さな仕事人、酵素を理解する
・化学肥料     窒素の役割とリン、カリのルーツを読み解く
・その他      栽培工学研究会会員の募集と自然耕塾生の募集

反省会       武石小沢根 雲渓荘にて宿泊予定
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合宿参加        ○ 夕食日帰り  ○宿泊(20日〆切) ○不参加