無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

月曜日, 5月 31, 2010

百事如意

 望みが全て叶う、百の事柄が意のままになると言う意味の熟語
で、「 百事如意 」

 一説には、二宮尊徳先生がおっしゃられたとか?
その極意は、「 報恩謝徳 」
 して頂いたことには全て感謝し、恩を持って報いる
注文した仕事に対しては、ただちにお支払いする。から始まり、受けた恩に対しては感謝をして、それに報えるよう努めることを繰り返している先に、望みが全て叶う時がやってくるのだそうな。

 そんな時が来ることを信じ、自然も含めて出来事に感謝して、恩に報えるよう頑張ろうと思います。

日曜日, 5月 30, 2010

ハクビシン対策用電柵

 千葉県からいらした、ほっとスティの中学生2年生に手伝って貰って、ハクビシン対策の電柵を設置しました。
 初めての農作業をする子供でしたが、ハクビシンの習性や電柵の原理を説明して、静電気に触ってみて、全員「ぴくっと」の体験をして、お願いしたところ、結構スムースに作業ができて、1回の通電で、やはり触ってみるテストをして、設置完了しました。
 それなりに楽しかったようです。
 ありがとうございました。

土曜日, 5月 29, 2010

カモの居る田んぼの風景



  いちご畑に、鳥除けネットを掛け、ワラを切って泥よけとして一面に敷き詰めました。
 とにかく寒いです。霧は低く垂れ込み、気温は日中というのに15度を超えることはありません。
 夕刻には、11度になりましたが、相変わらず曇っているので、かろうじて霜の心配は無いようです。

 冷夏の予感が充分いたしますので、そんな心構えでいることが必要なのでしょうね。
 農家の悲哀を、身を以て感じることができますのは、幸せなのでしょう。

 今日は嬉しい事に、高専の同級生が卒業40年経て、初めて我が家を訪ねてくれたことです。
お互い歳をとって、新しい仕事について、そうした世間の話しと、無農薬栽培の様子を見て貰いました。
 朋有り遠方よりきたる、亦愉しからず也



 こちらは、我が田に住み着いた感のある鴨の画像です。
部分拡大してあるので少しぼけていますが、間違いなくカモであります。
 午後5時には、水を足しに田に行くのですが、毎日居ます。今日はカメラを持って行ったので、遠くから写してみました。夕方なので鮮明ではないですが、あそこの場所がお気に入りのようです。
 幾多ある田の中で、我が家のだけが住処に選んだのは、無農薬が気に入ってくれたからでしょう。
冬の間も田を耕さず、田の形を保っていたことが、ミミズや水生生物の成育を助け、カモの餌ができると、教科書に書いてあったとおりの結果になり、周囲にも無農薬の証明ができたようで、これはとても嬉しい限りです。

木曜日, 5月 27, 2010

ジャム工場のカラーコンクリート床


 ジャム工場の床改修工事が完了しました。
色は黄土色にして、フラットな平面になりました。
 朝からモルタル練り、打ちを繰り返し、練ること12回を重ねました。
最初、セメントと水だけで練った接着材代わりの生セメントモルタルをブラシで塗り、1cm位の厚みにモルタルを延ばし、ラス網を乗せて長靴で踏み込み、その上にもう一度モルタルを広げ、コテ均しをして頂きました。
 一気に打たないと、と言うことで昼食も摂らず、1時まで施工、暫し休んで、ガンジキのようなモルタル下駄を履いて、カラクリートの粉末をフルイにて散布しながら、金ゴテにて均しをしていただきました。
 
 遅い、おやつをして再度、金ゴテ仕上げ均しによって、きれいな平滑面のカーラーコンクリート面が現れました。
 B場さんに頑張って頂き有り難いことです。
 事故もなく、無事済んで、良かったです。
 それにしても寒い日で、曇りの日でモルタル工事的には良かったのですが、日中の温度が12度と下がり、午後7時半で11度でした。
 霜の予報が出ていましたが、曇っていて風があるので、明日はその恐れはないと踏んでいます。
 お疲れさまでした。

水曜日, 5月 26, 2010

石窯のある風景

 石窯の床面に、耐火セメントを塗り込みました。
「アサヒキャスター」AGCセラミックス社のCA-13Tなるセメントを練って、擦り込みました。
平面を作って、あとはまた、サンダーにて平滑にしていこうと思います。

画像は、扉を外した状態の窯口から、炉面を覗いたところ、ちょっと「石窯のある風景」って感じです。
  奥に見える花は、近在の山に自生しているツツジで、丁度今が満開の見頃です。

明日は、モルタル&カラクリート打ち




 ジャム工場の床面を清潔に保つため、カラクリートなる骨材を塗り込んだ平滑面に打ち直します。
左画像、ABC商会さんの無機骨材「カラクリート」  
右画像、床面を洗浄して、レベル出しの後、養生を済ませたところ、何もかもすっきりして、あとは明日を待つばかりです。
 シルバー人材センターの左官職さんのB場さんにお願いして、技術指導とコテ均しをして貰うことになりました。
 B場さん、午前中に下見に見えられて「器用なものですねぇ」お話ししてたら、画像の手前にちょこっと見えているモルタル塗り機の昔の利用者さんでした。
 世間は狭い。

火曜日, 5月 25, 2010

石窯、工場それぞれの仕上げ



 
 石窯の床面を、耐熱セメントにて固定したいと思います。
 で、ネットにてそれを求めました。
AGCセラミックス社の酸化アルミナ?のセメントだと思います。
 本日届きました。
 石の間隙に詰まっていた粘土を取り除き、そこにセメントを詰めていこうと思います。
 明日できると嬉しいです。
 明後日は、工場の床にカラクリートなる、ABC商会社の強化剤を散布する、モルタル仕上げを予定しています。
 今日は一日、工場の機器を外に出して、レベル出したり、排水施設を調えたり、モルタル練り機をセットしたりの、準備に1日費やしました。
 明日の大仕事は、その準備の仕上げと、石窯打ちです。
 毎日、我が家は小さいながらも、建築ラッシュです。

月曜日, 5月 24, 2010

天然のカモが来ています

 完全無農薬玄米栽培を目指し、今年は不耕起に挑戦して、冬前に、おが屑堆肥を散布して、田起こしは行いませんでした。

 凍みを突いて、赤土の客土は行いましたが、そのままにしていました。
 水田に水を入れ、そのままにしておいたところ、水持ちが少し不安なのと、不陸の具合が不明なので、耕耘機を入れて、上っ面をちゃらちゃらと掻き、代を掻いたように見せかけたところ、結構な水持ちになりましたので、田植えを行ってしまいました。

 それから、毎日のように鴨が飛来して、餌をついばんでいきます。
「シメシメ」と喜んでいます。有り難いことです。

 画像が撮れていませんですが、撮れ次第アップします。

日曜日, 5月 23, 2010

石窯~炉底ならし

 石窯の窯底を平らに削る作業
ハンディのミニサンダーを使い、窯の底に敷き詰めた岩石をあらかじめ平らにしておきます。
 この高低差、およそ1mm位になるように、ゲージを作り均し削りを行い、仕上げには、角棒を濡らして面をこすり、濡れた部分だけをサンダー掛け、その作業を繰り返しすることで、平らな面ができあがります。
 この工程は、鋳鉄の定盤を削るキサゲ作業にヒントを得ました。キサゲでは光明丹を使いますが、岩石には水で充分なのです。

 水田も不陸直しが必要で、この高低差は5から10mmか?どの作業も不陸直しは付きものですね。

 明日頃には、耐火セメントが届くはずですので、それ間に詰めて固めようと考えています。
平らに均すと、詰め物の粘土面積が多すぎるように思いましたので、粘土部分を削り、セメントを厚く詰めるスペースを作り出しておきます。

土曜日, 5月 22, 2010

田んぼは深水に

 ポット苗式の田植えの利点は、根の活着性能がよいことです。
一晩経って、試しに苗を抜いてみたところ、早くも白い毛根が伸びて、根付いていました。

 苗の頭を少しだけ出すようにして、深水管理を始めました。
水加減は夕方5時から、これで、雑草が少なくしてくれれば、しめたものですが、もう一点、カモさんに大いに期待です。

金曜日, 5月 21, 2010

田植えをしました~天然かも農法




 共立製みのる式ポット苗の田植機による田植えを行いました。
今年はポット苗導入2年目にて、自家採取種苗と購入種苗を作り、並列して作りました。
 自家採取の方が心持ち丈夫に育ったような気がします。違いは、3から5度Cの流水に20日ほど浸けたことでしょうか。
 コシヒカリとオラガモチの二通りのお米を作り、6畝の田んぼと、1反7畝の田んぼに植えました。
画像は、家の前の6畝の田んぼを植え始めたところと、浮き苗を直しているところです。
 この後、午後500m下がって標高差マイナス50mの田んぼを植えました。
驚いたことに、植え終わった途端、鴨が2羽舞い降りて餌をついばんでいました。
 数日前、我が家の前の上の田に、その次の日は下の田に泳いで居たのを目撃していましたが、早速またやってきたのは、嬉しい限りで、シーズン中度々やってきて、掻いてくれると良いなと思いました。
 息子が言うには、「天然かも農法」と言ったら、天然かも?とカモを引っかけてとか。

木曜日, 5月 20, 2010

明日は田植えを

 苗が17Cmに伸びたので、明日は田植えをやってみようと思います。
無農薬の稲作の一番の問題は、雑草対策で、なんとかして草を少なくする工夫をしています。

 まず、深水にしたいということで、田んぼの畔土手を嵩上げしました。
次ぎに、ポット苗方式を採用し、育苗しました。明日は、ポット式田植機の2年目の挑戦です。

 昨年は、条が曲がってしまったので、今年はなるべく曲がらないように、水量、苗置き等を工夫して行いたいと思います。

 それにしても流石に、今日は曇っていたけれど、暖かかったです。つい先日、遅霜に泣いていたのが嘘のような、お天気模様となりました。

水曜日, 5月 19, 2010

石窯 床はつり

 久しぶりの春の雨、またひとつ緑に救いの雨なのでしょう。
屋内の仕事をと、石窯の床を削りました。
 
 結構、埃になってしんどい作業ですが、これを均せば良いパンが焼け、仕上げが済めば窯上部が積めるので、頑張って削っています。
 
 削り面は、石の内部がでますので、きれいな面が現れています。あと半分を残して今日は投了です。

月曜日, 5月 17, 2010

分かれ霜~泣き霜


 前項にて、霜の分かれ道と書きましたが、分かれ霜が正解のようです。

でもそれは、八十八夜の分かれ霜と言い、今年は5月3日の朝の冷え込みを指すようで、5月13日に遅霜がきて、それを九十九夜の泣き霜と呼ぶのだそうです。


 でも当方は、京都や奈良ではないので、九十九夜が分かれ霜、泣き霜は百十夜と言うことでしょうか。5月25日までが安心できない、空模様らしいです。

 画像は、熊谷草の群生です。 花の形が、平安の武士熊谷直実が背負っていた母衣(ほろ)に見立ててその名が付く、希少種名のだそうですね。いま庭に沢山咲いています。

日曜日, 5月 16, 2010

霜の分かれ道

 昨日の朝、5時半に起きて表に出た時には、丸子での霜は消えていまして、てっきり降りなかったと思いきや、息子が5時に(消防団員は朝早い!)表に出た時には車のガラスは凍っていたそうです。

 それから武石に向かったのですが、既に陽は高かったのですが、日影ではしっかり霜葉が真っ白になっていました。

 いちごも水稲苗もホウズキの苗も、防霜シートのお陰で無事でありました。
夕方6時に9度Cで、快晴の時には確実に霜が降りるのです。昨晩は16度Cありましたので、今朝は大丈夫でした。

 人間身勝手なもので、今度は暑いなどとのたまわっています。
そんなわけで、ようやく霜から卒業できそうです。
でも、お袋の談によると、5月の28日までは安心してはいけないのだそうです。

 この日を「霜の分かれ道」と呼ぶのだそうです。
お袋86歳、まだまだ元気で物知りです。お年寄りの知恵には感心させられます。

土曜日, 5月 15, 2010

ブルーベリー鳥除けネット



 ブルーベリーの畑に鳥除けネットを張り終えました。
 ブルーベリーが開花してから結実まで、樹勢を付けてやる為に下草を刈っておくことがよいと思っています。 
 そうすると、最近の鳥はブルーベリーの花を食べてしまうのです。
 花のうちに食べられてしまうと実が付きませんので、鳥除けのネットを張ることになります。
 不思議なことに、下草が生い茂っていると、鳥は寄ってきません。蛇がいると思うのでしょうか?
 ネットを張って、万全を期しましたので、明日から草刈りに掛かります。
 右は我が家のブルーベリー畑、昨年の秋植え替えをしました。18mX36mに200本入ってきます。
左はいとこの畑で、管理を任されたので、この春植え替えをして2倍の面積に広げました。こちらは、22mX40mで、約100本くらいです。
 どちらも、良い地盤の畑に広がったので、収穫が期待できます。

金曜日, 5月 14, 2010

石窯~ほっとスティ~下盤施工


 霜騒動も、今晩が山のようで、三晩に渡ってのシート掛けを卒業できそうです。
幸いにも、ふた朝とも霜には会わずに済みましたが、いよいよ今夜は冷え込みが激しく、少し心配です。

 信州せいしゅん村の「ほっとスティ」という企画で、高校生が農村体験に見えられました。
今回のこども達は、工学系なそうなので、石窯つくりを手伝って貰いました。

 粘土を用意し、砂と石灰を入れてタタキ(三和土)を練り、畑から緑色凝灰岩を拾ってきて、搗き固めながら下盤を敷き詰めました。

 みなさん手際よく、さして指示しなくても、場を読んで粘土をこねたり、石を割って適度の大きさに揃え、順序よく差し出して貰えたので、素早く組み付けることができました。

 ありがとうございました。

木曜日, 5月 13, 2010

霜騒動に振り回されています

 5月半ばというのに、毎日寒い日が続きます。
霜が降りそうなので、いちごには、不織布なる霜よけシートを掛け、稲苗のビニールハウスをしっかり閉めて、暖かくしています。

 芋の芽が出ている部分には、土を掛けて予防します。

 モンゴルやシベリア付近が、砂漠化して冷え込みが激しくなったり、雨が降らないので乾燥が強く、高気圧の勢いが強いので、太平洋高気圧がおされて、前線が南下してしまっているのでしょう。

 これからは、毎年こんな感じが強くなることが、予想されます。
温暖化なんというのは、どうも余所の国のお話しのようですね。

火曜日, 5月 11, 2010

石窯つくりを始めます

 農作業の傍ら、時間を盗んで石窯もつくり始めています。
 底に断熱材のヘーベルライトを張りました。印刷を見ると「イヒッ」の旭化成の作品であることが判りました。メーカーは手広くやっているのですね。

 手前に見えるのが扉で、この機密性が重要で、隙間は1mmもなくしっくり作ってあります。大西製作所の板金技術の粋を集めた、優れものです。せめて名を汚さないよう、良い窯を作りたいと思います。
 釜の底の半径は37.5cm、奥行きは83cmの容量となる予定で、その寸法を罫書きました。

山が濃く笑う




大型連休も過ぎて、信濃の山里では新緑の時期を迎えました。
 山には桜が咲いて、いっせいに新緑の芽吹きとの饗宴は、「山が笑う」と形容されるように、景色が膨らんだ感じになります。
 下の田んぼの景色と数日違うだけで、だいぶ緑の色が濃くなって、変化を毎日楽しめます。
 また、目を凝らしてみますと、山の頂上付近はまだ梢に芽が吹いていませんので、稜線や斜面のくぼみなどに加え、一本一本の木立の位置まで、見渡すことができます。
 今年は雨が多いせいか、晴れた日には空気が澄んでいて、そうした遠方の山が近くに見えて、新鮮な想いにかられ、自然が自分を少し許してくれた気がして、苦しい農作業の中に豊かさを頂いた心地がしました。
 農作業の成果は、稲苗が丈夫に育っていること、ホウズキの苗を植だすことができたこと、画像の手前がポットに移したホウズキです。

金曜日, 5月 07, 2010

武石川源流域無農薬玄米の田に映える笑う山


 無農薬の玄米の評判が良いので、いとこの水田を借りて、深水にして草が生えにくくしようと思います。
 右の土手は、傾斜が険しく高く草刈り時に危険でしたので、中段の土を削って裾に落とし、2段の足場を作りました。これで労働安全管理は万全です。
 今のところ苗の生育に成功しているので、かなりいい感じになるのではないかと、密かに期待しています。
 それにしても今の水田はのどか、この時期、山では新芽が芽吹き、山桜や辛夷が咲いて、山全体がやわらかく膨らんで、山が笑ったようになります。
 見えるログハウスは、千曲バス武石線中居停留所です。
 今年一年も、この景色でお世話になります。

水曜日, 5月 05, 2010

大型連休を里山で過ごす




 ゴールデンウィーク終了しました。
その間、山里では友人達との歓談の合間を縫って、農作業が進みました。
 家の前の無農薬の田んぼでは、深水にするため畔の嵩上げ改修と、土手の草刈り時に転落しないように足場を増設したこと、田んぼの陸(ロクと言って水平に土を均すこと)を調えました。
 連休の前半は寒くて、左の画像のようにスキーウェアを着ての作業(石窯用の粘土を選別しているところ)であったものが、後半では焼けるような暑さになって、苗の生育も進みました。
 桜もようやく咲ききって、そろそろと散っております。いつもの年の倍の期間咲いていたような気がします。
 気が付けば、山の緑も萌えだして笑っているようで、これから本格的な山のシーズンの幕開けです。
 みなさまお疲れさまでした。