無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

金曜日, 9月 29, 2006

実りの秋:頭を垂れる稲穂

 実るほどに垂れる稲穂かな
いよいよ、稲刈りの時期が近付いてきました。
 遠方の改田では、コンバインで刈り取りが進んでいます。そのせいか、最近裏の山に雀が移ってきて、「チュンチュン」どころか「ギャアギャア」と賑やかです。
 我が家の稲田には、写真のようにネットが掛けてありますので、今は余裕はありますが、周りの田んぼで先に稲刈りを済まされれば、とても危険な状態なので、少し焦っています。
 火曜日の早朝から手で刈り取りをしたいと思っています。それまでなんとか保って欲しいと願っています
 
 ともあれ、これが無農薬の田んぼの本年の成果です。

水曜日, 9月 27, 2006

紅玉ジャム

りんご 紅玉の季節がやってきました。
 試みに紅玉のジャムを作ってみました。

 昨年の作品は、素人の煮物のようなものをたくさん作りました。それをまた大勢の親戚・友人は、強引に食べさせられたのです。その犠牲の上に成果があることを反省して、今年は美味いジャムを提供したいと思っています。

 昨年のジャム作りの最後に会得した理論を再現するべく、とある部品を自作して始めてみました。
嬉しいことに、リンゴは自分からふわーっと溶けて、きれいな色のジャムができました。

 左が紅玉りんごジャム、右は赤いルバーブのジャムです。

 手前にあるのはシリコンの手袋、これが優れもので、煮え湯の中からジャム瓶を取り出すことができるのです。
 
 

金曜日, 9月 22, 2006

いちごのポット苗つくり




 来年のいちご栽培の準備です。
収穫を終えたいちごの株の幾つかを残しておきますと、株からランナーと称する蔓が伸びてきて、蔓には数寸毎に新しい芽が出て、それが苗に育ちます。

 9月のはじめにその苗を掘り出して、ポットに移し替えます。
今年は気候が少し遅れ気味でしたので、その間に土作りに励み、良い苗に育ったところを移し替えることができました。
 2週間くらい掛かって、昨年の倍以上のポット苗をつくりました。
最初は日陰で育て、幾日か掛けて段々太陽の日照環境に移し替え、最後は写真のように庭に並べていきます。
 此処でひと月位育てた後、露地に移し冬の凍みを体験させますと、春になってから元気よく育ちます。なんでもそうですが結構手が掛かる事が判りましたが、手が掛かるほど可愛いというか面白いですね。


木曜日, 9月 21, 2006

完熟とまと


無農薬のトマトです。

消毒は、木酢酸薄め液とスギナ抽出液の散布を月に1度程度するだけです。
葉の枯れもなく、幹の根本までしっかり葉を付けていて、元気な樹勢が見られます。化学肥料を使わず、簡単な肥料で作りましたので、実りは遅いのですが、トマトは完熟を待って収穫しますと、とても美味いです。

金曜日, 9月 08, 2006

スギナ消毒

 スギナの消毒ってなに?と言う質問をいただいたので、作り方を紹介します。

 水1リットルに対し、スギナを干した物ひとつかみの量目で、数つかみを鍋に入れ、1,2リットルの水を入れて10分から20分煮立てます。
 鍋の湯に色が付いてきて茶色になりましたら、火を止めてなるべく細かい布で漉します。

 漉した湯をつかみ数に応じた水を入れた桶に移して、それをそのまま散布しますと、うどん粉病とかその他の細菌による病気の予防になります。

 スギナ湯は酸性ですので、一緒に木酢酸を(50分の1から100分の1)(間違えました。400分の1でした)の量目で加えて一緒に散布しますと、匂いを嫌って虫が寄りつかなくなります。

 意外や意外に、結構、効果が長引きますので、良い物だなあと感謝しております。

 昨年の秋に蒔いた野沢菜のマルチの下に、お袋がこっそり蒔いておいた除草剤が春先に剥ぐ時に、強烈に匂いました。これではいけないと、今年からはマルチの下には木酢酸を散布しています。今のところ順調なので、これからはこの調子でいくと良いなと思っています。

木曜日, 9月 07, 2006

無農薬農法について

 当園はできる限り化学薬品の農薬を使うことを避けていこうと思っています。
 
 私は化学物質過敏症で、農薬散布の現場に通りかかっただけでも頭痛に悩まされたり、商店の農薬売り場に入ることなどとてもできない状態にありますので、誰よりも化学薬品を嫌います。

 父の代には農薬が好きであらゆる消毒をしていましたが、2年前より私がするようになって減らし、今年はまだ一度も投与していません。
 いちごは、腐れが出た時ひとつひとつ取り除くことで難を逃れました。ブルーベリーもまた収量は減らしましたが無事乗りきることができました。

 それでも、全く消毒をしないかというとそうでもなく、自然原料を使った液を散布してそれに代えています。スギナを干して煮立てて、その絞り汁と木酢酸を薄めて散布しています。

 母は長く父と農業をしてきたので、「消毒をしなければ」と思いこんでいましたが説得に成功しました。
いちごとブルーベリーは、「だめでも仕方ないと諦めて今年だけ消毒しないでやってみようよ」と、試してみて無事きり抜けたので、それを認めるようになりました。

 自家用の野菜については、自分のものなので消毒を望みましたが、先輩に教わってスギナと木酢の散布をすることにより、「消毒した」という目に見える効果があることと、実際に野菜が病気にもならず元気に育っているので、良かったなあと思っています。

 完熟のトマトを木から直接もいで、ちょっと拭くだけで畑で食べる味は格別です。
「無農薬をやっていて良かったなあ」と思います。

 稲も極力肥料を押さえて硬い稲を作ることに心がけた(実際には何もしなかっただけですが)お陰で、カヤのように手が切れるほど強い葉に育って、いもち病の心配もなく、穂が垂れ下がってきました。

 信念を持ってやればできるのだなあ、、。としみじみ思うこの頃です。

月曜日, 9月 04, 2006

ブルーベリーを植えました



 







ブルーベリー畑の北側に同じ面積の開墾をして圃場を作りました。
 来年のいちごの代(シロ)を作る為、新種のブルーベリーを昨秋に仮植しておいた床から、新圃場に移しました。 トロ、ブルーレイ、カロラインという品種です。大粒の実がなります。
 昨日は鈴木さん母子が手伝いに来てくれました。大勢でやったので”はかがいきました。”(早くできました。)農作業はいつも忙しくて写真を撮る余裕がないので、チャンスとばかりにシャッターをお願いしたところ、何故かひとりぼっちを写して貰いました。鈴木母が言うには、背中に哀愁が漂っているのだそうです。 初公開です。
 右の勇姿の前景は鈴木母の右手で、床に水を張っているところです。農の良いところは、右手だけでも数あれば役に立つところですね。はかがいって今朝には30本全部移植完了しました。来年が楽しみです。

 7月に工房が完成したのを機会に、庭へビニールハウスをしつらえ、挿し木もしてみました。挿した半分が順調に育っています。
 この畑(27mx45m)全部に植え揃うのは来春となります。
 お腹が空いたので、この後、パンに「ルバーブとブルーベリーのジャム」をつけて食べました。焼かなくてとても美味しくいただきました。鈴木さんのお土産の食パン美味しかったです。ごちそうさま。

金曜日, 9月 01, 2006

化学物質過敏症事件

 化学物質過敏症がニュースで取り上げられました。

 私は、幾つかの病院を訪ねましたが、病名すら判って貰えないありさまで、対処法など聞き出せる状態ではありませんでした。
 「2年間無農薬の玄米を食べれば身体が作り直せる」との赤峰勝人先生の弁を信じて、無農薬の米が実るのを待って、それまでは症状を和らげる為の対処法を考えることにしました。
 詳しいことは、HPに書きましたのでそちらで、
http://www.avis.ne.jp/~kuiin/sick-chic/sickno.htm

 昨日から食事が摂れるようになって、「健康ってありがたいな」ってしみじみ思います。
 
 医食同源だと思います。
 食べる物で、健康にもなり病気にもなる。太ることもできるように痩せることもできます。がさがさの肌になってしまうように、しっとりの肌も食べることで維持することができます。

 その物質のひとつがアセトアルデヒドで、それを作り出す食物が、アルコールと工業精製の砂糖なのだと考えています。それを極力避けることが健康への近道だと思います。